2021年版スポーツテックカオスマップをリリース

カオスマップおよび調査レポートの概要

国内外スポーツテック領域の200サービスを、「ウェアラブルデバイス」「栄養管理」「健康管理」「福利厚生」「観戦・放送」「ファンエンゲージメント」「分析」「コンディショニング」「トレーニング」「IoTジム」「エンタメ」に分類しています。資金調達の動き、独自性、ユーザー数の多さなどを基準に独自目線で選出し、前作であるスポーツテックカオスマップ2020.verから半数近く入れ替えを実施しました。

調査レポートには各サービスの特徴、価格、会社概要、資金調達動向の説明に加え、視覚的にサービスがわかる動画やスクリーンショットを添付し、主に同領域で新規事業立ち上げを検討している方やスポーツ・フィットネス業界の方が、戦略立案およびポジショニングの確認のために短時間で多くのスポーツテックサービスを効率よく知ることができるように設計しています。

スポーツテック領域の注目動向

1.コネクティッドフィットネスの急成長
新型コロナウイルスの影響で諸外国では厳しい外出制限が儲けられるなか、自宅でフィットネスを行う需要が急増しました。そのなかでも、ハードウェアを通じてトレーナーやユーザー同士で繋がりながらトレーニングを行うサービスが急成長しています。数百億円単位の資金調達およびM&Aが複数見受けられました。

2.ウェアラブルデバイスの更なる進化
スマートウォッチ(腕時計型)は日本国内においても普及率が高まり、ある程度成熟してきてはいるものの、血中酸素濃度を計測できるデバイスや声によってストレスレベルを検知するデバイスなど、機能面で進化が続いています。更に、これからはスマートグラス(眼鏡型)やスマートリング(指輪型)などの、これから普及が拡大するであろうデバイスも複数出現しています。

3.新たなスポーツ視聴体験の創出
映像技術およびAIの進化により、スポーツの決定的なシーンの自動検出や、360°の3D映像の生成、インタラクティブなチャットに参加しながら視聴ができるプラットフォームなどが出現しています。e-Sports領域やエンタメ領域と同時に事業展開できるケースが多いので、スケールしやすい点に特徴があります。

4.ソーシャルサービスの重要性
新型コロナウイルスの影響によりリアルでの繋がりが極端に減少しているなか、インターネット上での繋がりが今まで以上に重要視されています。ソーシャルフィットネスアプリというフィットネスを通してユーザー同士が繋がれるサービスが、中国ではユニコーンとなっているという事例もあります。

5.フィットネス×エンタメの可能性
身体を動かしながらゲームを進めていくというようなサービスが国内外問わず増えてきています。現在は自宅でテレビゲームを行うサービスが爆発的に人気で、品切れが続くといった状態が見受けられました。アフターコロナでは、自宅以上の規模で体験できる施設が増えていくように思われます。

カオスマップおよび調査レポート執筆の背景

スポーツ×テクノロジーの領域は特に成長分野として注目されているなかで、2020年当時は国内外のサービスをまとめたマップを見受けられませんでした。それを自らが作成することにより、日本国内のスポーツ・フィットネス業界の方々に価値のある情報を届けられると確信しました。しかし一方で、カオスマップ単体では業界のサービスを俯瞰することはできても、「各サービスについて詳しく知るためには自力で調べる必要がある。」という課題があると感じました。そこで、カオスマップに掲載しているサービスをnoteで1つずつ丁寧に解説することで、より付加価値の高いコンテンツを提供できるのではないかと考え、noteの執筆に至りました。

【note】スポーツテックカオスマップ2021.ver 全200サービス解説付き
https://note.com/befree_720/n/n4cd0d7086beb

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